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七味の清水2013年06月08日

村岡区宿の笠波峠には七の味がするといわれている七味(ひつみ)

の清水があります。

天平年間中(729年)、奈良の高僧である行基菩薩様が旅の途中、

当地を訪れ、この峠で休憩しそこに湧き出る清水を口にすると

七つの味がする美味しい清水といわれました。

このあたりは、美方郡ですが、以前は七美郡でした。

七味の味が七の美の郡となったようです。

■村岡区宿笠波峠(京都方面)の上り口の旧街道にある
 お経を納めた塚、経塚があります。
 旅の安全を祈願したものでしょうか。

■写真は、左より旧山陰街道、今の国道9号線、旧国道9号線です。

■お地蔵様をお祀りしている建物です。

■ここに清水が出ています。

■七美郡誌より抜粋(七味の清水)

■お地蔵様に手を合わせ。

■それでは、甘露の7つの味のする清水を頂戴します。
 まろやかな味でした。
 五味は、甘さ、酸っぱさ、辛さ、苦さ、塩からさですが、
 後2つの味は?・・・・・人情と自然?

■七の清水の場所より宿集落を望む。(鳥取方面)
 宿集落から、山陰街道を参勤交代の行列がみられたと
 言われています。


■宿集落は、もともと日影集落と同じで、作山の手前の今は圃場整備されたあたりにあったようです。
 宿の棚田は天空まで広がっています。

■ここは、旧山陰街道で八井谷峠に向かう道と、日高町金山峠へ、そして作山から妙見山に行く道の分岐点であり山陰道の要衝で、賑わっていたところであったようです。宿市場と言われて宿場であったようです。

■この道しるべの碑は少し移動したようですが、
 右に行くと、めうけんみち(妙見道)、左にいくと、くわんをん堂(観音堂)と書かれています。

■観音堂です。この奥には氏神様があります。


■作田井神社で、宿集落と日影集落で祀られています。


■南北朝時代には、賑やかだった地であったためか、農民が危険なことに出くわし、苦しみを受けたので、この地の6割が西側の地に住み宿村として、山の裾野まで田を開墾を広大な農地を作りそして、残り4割がこの地に残り日影村となったようです。

■七美郡誌より抜粋(宿村)


ハチ北の宿 よなごや(兵庫:但馬)
http://www.ne.jp/asahi/tajima/yonagoya/index.htm

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