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愛宕神社の火祭りの木の神事でした ― 2014年07月22日
大笹区を火災など長年守っていただいていた
愛宕神社の銘木「エノキ」の巨木が枯れてしまいました。
枯れた木を伐採するため、
伐採の神事を香美町村岡区「黒野神社」様の田中基彦宮司さんに
お越し頂き執り行なわれました。
愛宕神社では、毎年7月24日と8月24日の年2回、
子供達により火祭が行われます。
「エノキ」に吊られたワイヤーに稲わらを取り付けて
吊り万灯(火祭)を行います。
■愛宕神社の火祭(万灯)の様子
大笹区では、小学校4年生から中学3年生までの男子が、6月27日から49日間、
毎晩地蔵堂に集まって「子供念仏」を唱えます。
「子供念仏」の始まりは、
この年代の男の子が育たず亡くなって行くため、
男の子達が念仏を唱えて厄をはらい
無病息災の祈願と祈祷したようで、その歴史は長く続いております。
■子供念仏は48日間、地蔵堂で行われます。
8月14日は朝8時から10時頃まで「子供念仏」唱えてを全戸50戸を回ります。
■8月14日の「大笹子供念仏」で全戸を念仏を唱えて回ります。
■2004年8月の写真です。
今では3名となりました。
子供たちは、7月24日の愛宕山火祭りのため、
稲わらを山の中腹にある愛宕神社に運びます。
夜になると神社に登り、
稲わらに火をつけ燃やし、松明(今はトーチ棒)で火を村中まで持っております。
8月23日の地蔵盆は地蔵堂で子供達により菓子まきが行われます。
8月23日の地蔵盆は地蔵堂で子供達により菓子まきが行われます。
8月24日は、送り万灯として子供達が愛宕さんに登り火祭りを行います。
大笹区の子供達は、長年続けられている伝統行事を引き継いでいます。
■「子供念仏」の際頂戴した寸志で、地蔵盆のお菓子を準備し菓子をまきます。
■各家々からもお菓子を持ち寄ってまかれます。
■愛宕神社の「エノキ」伐採の神事が午後3時から行われました。
愛宕神社の上り口横は、甌穴があります。
■ハチ北の甌穴
■つづらおりの参道を5分程度登と愛宕神社です
■黒野神社の田中基彦宮司さんです
■元文3年の愛宕神社ですので1739年頃ですので樹齢は275年以上でしょうか
■大笹区田辺区長
■大笹区田辺区長のあいさつ
■木を伐採される多田様のあいさつ
■平成26年7月23日の「日本海新聞社」さんの
記事より掲載させていただきました。