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宮神の雪です。2011年01月14日

わが町の香美町村岡区高津の宮神(みやがみ)地区で、

屋根から落ちた家の周り雪かきをしていました。

ここは、高津区から山側に3km登った標高600m所にあります。

家は5軒ほどあります。

その村で雪を除雪する老夫婦に出会いました。
宮神の雪

今は、町の除雪車が村まで来て、道路が除雪されていますが、

除雪されなかった頃は、

スキーをはいて下の本村まで3kmを滑って下りたようです。

帰りも坂道をスキーをはいて帰っていたようです。

スキーは、横を見ながらでも歩けるそうです。

スキーは楽しむものでなく生活の一部、交通用具であったそうです。


宮神の雪

集落の奥まで除雪をしており、雪の壁ができていました。この道を除雪するのはとても技術がいるようです。
宮神の雪道

雪と太陽

収穫した稲や、小豆などを掛けて乾燥する稲木でも雪で覆われていました。
雪の中での時間はゆっくりと時間がたつような気がします。
雪と稲木

屋根から落ちた雪をお年寄りのご夫婦が一生懸命になって除雪をしていました。

雪と戦うと言うより仲良く付き合っていくといった感じでした。生きる力を感じました。
宮神のおばあちゃん

おばあちゃんに案内されて、畑の中に差してあるポールを見させてもらいました。

ポールの長さが2mだから、

今の積雪は1m80cmです。

いつもは、1m50cm位だから今年は30cm多いですよ。

でも、昭和59年の豪雪の時は3m50cmありましたよ。

と普通に話されていました。タクマシイ!
ポール

つづら折の雪道は、除雪していてもすぐに積る時があるようです。

その時は、病院の予約を断って家に居るようです。
宮神の民家

つづら折の雪道

今は、道を除雪してもらって大変助かっていますと言われていました。

人は少し不便な所にいると、

自然と共鳴し、

感謝の心や、人に優しくなれる心が醸成されるのかも知れません。

同じ町でありながら、昔懐かしい光景をかいま見た日でした。

降り続く雪にも、

つらさを見せず、

ご夫婦仲良く、

自然体で雪と付き合っている姿に、

心動かされました。






ハチ北高原スキー場 よなごや
http://www.ne.jp/asahi/tajima/yonagoya/index.htm